エジプトへは7時発チューリッヒ(スイス)経由のフライトでしたが、その時点で雪のためキャンセル決定。しかし、別ルートのチケットを手配するので、予定どおり翌朝は5時15分にブラッセル空港へ集合してほしいとのことでした。 そして、当日、指示された場所へ行ってみると、同じツアーへ参加されるご家族が我が家を含めて10組。 ハイシーズンでもあり同じフライトに席を確保するのは難しく、結局、家族ごとにみんなバラバラの飛行機に乗り、それぞれ別の都市で乗り替え、現地カイロで集合することに。 フランクフルト、アテネ、パリ・・・カイロへの乗り換え可能な都市はいくつかありますが、まず最初に我が家が渡されたのは11時発ベイルート経由のチケット。 「えっ?! ベイルートってどこ?!」 わからないまま、チェックインまでまだ時間があったので、一度自宅へ戻ることに。 すぐさま地球儀を出してきて、ベイルート探し。「あっ! あった・・・レバノン?!」 ・・・そう。イスラエル、ヨルダン、シリアに囲まれた小さな小さな国・レバノン。 中東へは足を踏み入れたことがなかったので、それはそれは不安いっぱい。でも順調に行けば夜7時頃にはカイロに到着、翌日からのツアーにも問題なく参加出来ると思えば、不安も吹っ飛び、心はすでにエジプトへ。 ところが、いざ時間になりチェックインカウンターへ行くと、乗れないという。 交渉しても、スイス航空と中東航空とは協定が無く、「予約は無効。追加料金を払ってもダメ。」と取り付く島もなく追い払われる結果に。結局あきらめ、放心状態の中別ルートの手配を依頼。提示されたフライトは、夕方にブラッセルを発ち、夜中に移動するカサブランカ(モロッコ)経由の飛行機の便。しかもモロッコ-エジプト間がオーバーブッキング状態の危ういフライト。 「明日の昼までに着かないとピラミッドに行けない・・・。」 意を決して手配をお願いし、またも自宅へ荷物とともに戻る。 「今頃、他のご家族はどうしてみえるのかしら?」 気になりながらも、とにかくなるべく早く、無事にカイロへ着けることを願うばかりでした。 3度目の正直で、2時間程delayの後、ようやく19時半頃にはブラッセルを発ち、カサブランカへ。 降りたったカサブランカでも手持ちのチケットではセキュリティを通れず、長蛇の列に再び並んでチェックインの手続きを。今度はオーバーブッキンブが頭を過ぎり、気が気ではなく・・・すでにこの時、23時過ぎ。不親切な対応に他のお客さんたちもいらいら。怒号の飛び交う中、子供たちはぐったり。なんとか席は取れたものの、案の定3歳のJinを含めバラバラ。カウンターでもゲートでも席のアレンジをお願いしても、たらい回し。 それでも、飛行機の中で他の乗客にお願いし、何とか二人づつの席を確保でき、予定通り夜中の0時過ぎにはカサブランカからカイロへ向かうことができました。 やっとの思いでカイロの空港へ現地時刻の朝7時頃に着き、さぁ、これでみんなと合流できると思いきや・・・待てどくらせど出てこない。 「私たちの荷物は?!」 ・・・そう。ロストバゲージ。 これが旅の始まりでした。
by anniemom
| 2011-01-02 06:25
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